>>80 中国14億人の世界一巨大市場を左右する興味深い記事があるよ
◎稲盛氏を 中国の超大物企業家達が尊敬する深い理由〜
〜中国の超大企業ファーウェイやアリババ、バイトダンス創業者らも〜
京セラと第二電電(現KDDI)を創業し、まさかの経営破綻した日本航空(JAL)の
再建を主導し蘇らせた稲盛和夫氏の死去は中国でも速報で報道され注目を浴びた。
稲盛和夫氏が1983年に始めた経営塾「盛和塾」は日本国内では2019年末で解散したが
中国国内での活発に活動は継続していた。
盛和塾は2019年時点で世界に104塾(国内56、海外48)、1万5000人の塾生がいたが
うち37塾、7000人が中国で学んでおり、主宰者の稲盛氏を持ってしても畳めなかったのだ。
実はアリババグループのジャック・マー氏(57)やファーウェイの任正非氏(77)など
中国14億人もの民の巨大な富を一身に集める中国財界の大物起実業家たちも稲盛氏の薫陶を受けた。
○中国の巨大なスマホ市場を制するファーウェイ創業者も信奉者
稲盛氏の信奉者として真っ先に名前があがる中国人起業家が、ファーウェイを創業した任CEOだ。
同社幹部によると、任CEOは数年前まで来日するたびに稲盛氏を訪ねていた。
稲盛氏と親交があり、稲盛フィロソフィーの研究で知られる王育琨氏は
自身のブログで、任ファーウェイCEOから2014年に
「王先生は稲盛和夫を根本的に理解していない。」と指摘されたと明かしている。
任CEOは「京セラはファインセラミックによって新材料革命を起こした。
KDDIの創業で通信業とインターネットの発展も日本で推進した。
数十年かかる進化を1日で縮めたような功績がある。」と熱弁を振るったという。
当時、中国のIT新興企業が勢力を伸ばしてきた実業界では空前の稲盛ブームが起きていた。
稲盛氏は京セラ、KDDIと2つの世界的企業を生み出したただけでなく、
2010年に経営破綻したJALの会長に就任、JAL大手術を行い3年足らずで再建し再上場を果たし
Huaweiの任CEOは、「稲盛氏はJALの会長を無報酬で引き受けた。」
「中国人経営者が従業員に稲盛氏の哲学を学ばせ、積極性を引き出している。」といった
稲盛氏の精神的なストーリーばかり強調され、ビジネスの成果が置き去りになり不満に思っていた。