平成23年の東日本大震災(東北地方太平洋沖地震)は、発生前にプレート境界に膨大な水が入って滑りやすくなっていたためマグニチュード(M)9の巨大地震となり、大津波が生じた可能性が高いとする調査結果を、朴進午・東京大准教授(海洋地球物理学)らが8日までにまとめた。海洋研究開発機構が震災2カ月後に集めた三陸沖の地下データを解析した。
プレート境界の浅い領域の水圧は最大で140メガパスカルと80%ほど高く、プレート同士が固着する(くっつく)力を半減させていた。地震で海底が大きくずれ、大津波が起きたとみられる。朴さんによると、以前から水圧が上昇した可能性は指摘されていたが、観測データから確認したのは初という。
朴さんは「水圧が地震の大きさをコントロールしている」として、南海トラフ巨大地震が想定される西日本の太平洋側などで調査し、水圧の強さから津波の高さを予測することを目指す。
https://www.sankei.com/article/20220908-SVKIJG7H3NLPPCDDELIXCW3ZXU/
プレート境界の浅い領域の水圧は最大で140メガパスカルと80%ほど高く、プレート同士が固着する(くっつく)力を半減させていた。地震で海底が大きくずれ、大津波が起きたとみられる。朴さんによると、以前から水圧が上昇した可能性は指摘されていたが、観測データから確認したのは初という。
朴さんは「水圧が地震の大きさをコントロールしている」として、南海トラフ巨大地震が想定される西日本の太平洋側などで調査し、水圧の強さから津波の高さを予測することを目指す。
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