質問するだけの簡単なお仕事
東京都が今年度予算で決定した「私立高校授業料の実質無償化」。 2017年1月に新聞各紙もそろって、都議会公明党と小池知事で話がまとまった≠ニ報じていたにもかかわらず、その後になって共産党都議団が自分たちの実績だと言い出した件(「前掲コラム」参照)だ。 公明党から実績横取り∞汚い≠ニ痛烈に非難された共産党は、
事実無根なだけでなく、極めて下品で低レベルだ。(小池書記局長/しんぶん赤旗6月23日)
私立高校授業料無償化、負担軽減の問題では、共産党都議団は4年間で17回都議会で質問している」(同)
と開き直った。 質問をするだけで政策が実現するなら、小学生でも都議が務まるだろう。予算の裏付けをつくり、役所と知事を説得し、他会派の合意を取り付けて議会で可決され、はじめて政策は形になるのだ。 だが、都議選の投票日を前に、この件も決着がついた。 都の予算編成権を持つ小池都知事本人が、街頭演説で明確に、「都議会公明党からの提案を受けて予算編成をおこなった」事実を、あらためて証言したからだ。 実際の映像がここにある。
公明党の都議団の皆さん、知事室のほうに来られまして、「ここは私立の高校の授業料、なんとか無償にしませんか」というお話をいただいたわけでございます。これ、結構お金かかるんです。75億円ほどかかりました。でもね、これこそ未来への投資なんですよ。教育の格差をなくしていくというのは、大事な大事な都政の大きな柱になると、このように思いました。 経済の格差が教育の格差になってはいけない。教育の格差がさらなる経済の格差を生んでしまう。そんな悪循環を断ち切るということで、公明党のご提案はまさしく未来への投資につながる。このように確信しております。(6月24日小池都知事の街頭演説)
共産が伸びても意味なし
一方、共産党はいつものように分断と不安を煽る手法で、築地市場の「豊洲移転」に反対する方針を早々と掲げていた。 だが、これも小池都知事が「豊洲移転」を決断したことでズッコケてしまった。
日本共産党の躍進で、豊洲移転中止、築地再整備の道に踏み出そう。(志位委員長/しんぶん赤旗6月3日)
と煽り続けてきたものの、もはや仮に共産党の立候補者37人が全員当選したところで、他の主な会派は移転に賛成であり、「豊洲移転」は中止にはならない。 それをごまかしたいのか、志位委員長は告示日の第一声でもなお往生際悪く、
豊洲移転を中止し、世界に誇る築地市場を未来に引き継ごう。この一票を日本共産党に。(しんぶん赤旗6月24日)
と訴えた。 悪いが、今さら共産党に何票入れようとも死票≠ノしかならない。 こういう、出来もしないこと、もはや意味のないことを平気で有権者に語るあたり、本当にいい加減な体質の政党だと思う。
「地上も危険」に児童施設?
しかも、豊洲市場について、
地上も地下も危険(日本共産党東京都委員会「2017都議選の訴えと重点公約」)
流布されている「地上は安全」との主張も、まったく成り立ちません。日本共産党は、豊洲新市場への移転をきっぱり中止させます。(同)
と言いながら、その豊洲市場の建つ江東区の共産党都議は、
豊洲の跡地利用については、足立区のような無料の児童施設、中小企業のための展示場など要望が出ています。(しんぶん赤旗5月24日)
と機関紙で主張する。 はてさて、「地上も地下も危険」がお得意の誇大宣伝なのか、それとも「地上も地下も危険」な場所に児童施設ならかまわないというのか。
「国」の話で煙に巻く
わざと争点化させようとした市場移転問題も失敗。他党から横取りして実績だと宣伝した内容も、都知事自身によってデマと確定。 どんな政策にも実施には予算がいる。39年間も東京都の予算に反対し続けてきた政党でありながら、あれを推進した、これを実現した、と言うことじたい、有権者をバカにした詐術だ。 語れるべきことが何もないので、都政とは関係のない「共謀罪」「憲法改正」などを各地で連呼しているが、これは都議会で共産党が議席をとったところで何の関係もない。 不安を煽り、不満を焚き付け、社会を分断することで勢力を伸ばそうとする政党。 しかも、「憲法を守れ」と叫びながら、めざすのは日本国憲法とは相いれない「共産主義国家」だ。 民主主義社会を毀損するデマ政党≠ノ、痛烈な鉄槌を下す都議会議員選挙になることを願う。
http://blogos.com/article/231622/
東京都が今年度予算で決定した「私立高校授業料の実質無償化」。 2017年1月に新聞各紙もそろって、都議会公明党と小池知事で話がまとまった≠ニ報じていたにもかかわらず、その後になって共産党都議団が自分たちの実績だと言い出した件(「前掲コラム」参照)だ。 公明党から実績横取り∞汚い≠ニ痛烈に非難された共産党は、
事実無根なだけでなく、極めて下品で低レベルだ。(小池書記局長/しんぶん赤旗6月23日)
私立高校授業料無償化、負担軽減の問題では、共産党都議団は4年間で17回都議会で質問している」(同)
と開き直った。 質問をするだけで政策が実現するなら、小学生でも都議が務まるだろう。予算の裏付けをつくり、役所と知事を説得し、他会派の合意を取り付けて議会で可決され、はじめて政策は形になるのだ。 だが、都議選の投票日を前に、この件も決着がついた。 都の予算編成権を持つ小池都知事本人が、街頭演説で明確に、「都議会公明党からの提案を受けて予算編成をおこなった」事実を、あらためて証言したからだ。 実際の映像がここにある。
公明党の都議団の皆さん、知事室のほうに来られまして、「ここは私立の高校の授業料、なんとか無償にしませんか」というお話をいただいたわけでございます。これ、結構お金かかるんです。75億円ほどかかりました。でもね、これこそ未来への投資なんですよ。教育の格差をなくしていくというのは、大事な大事な都政の大きな柱になると、このように思いました。 経済の格差が教育の格差になってはいけない。教育の格差がさらなる経済の格差を生んでしまう。そんな悪循環を断ち切るということで、公明党のご提案はまさしく未来への投資につながる。このように確信しております。(6月24日小池都知事の街頭演説)
共産が伸びても意味なし
一方、共産党はいつものように分断と不安を煽る手法で、築地市場の「豊洲移転」に反対する方針を早々と掲げていた。 だが、これも小池都知事が「豊洲移転」を決断したことでズッコケてしまった。
日本共産党の躍進で、豊洲移転中止、築地再整備の道に踏み出そう。(志位委員長/しんぶん赤旗6月3日)
と煽り続けてきたものの、もはや仮に共産党の立候補者37人が全員当選したところで、他の主な会派は移転に賛成であり、「豊洲移転」は中止にはならない。 それをごまかしたいのか、志位委員長は告示日の第一声でもなお往生際悪く、
豊洲移転を中止し、世界に誇る築地市場を未来に引き継ごう。この一票を日本共産党に。(しんぶん赤旗6月24日)
と訴えた。 悪いが、今さら共産党に何票入れようとも死票≠ノしかならない。 こういう、出来もしないこと、もはや意味のないことを平気で有権者に語るあたり、本当にいい加減な体質の政党だと思う。
「地上も危険」に児童施設?
しかも、豊洲市場について、
地上も地下も危険(日本共産党東京都委員会「2017都議選の訴えと重点公約」)
流布されている「地上は安全」との主張も、まったく成り立ちません。日本共産党は、豊洲新市場への移転をきっぱり中止させます。(同)
と言いながら、その豊洲市場の建つ江東区の共産党都議は、
豊洲の跡地利用については、足立区のような無料の児童施設、中小企業のための展示場など要望が出ています。(しんぶん赤旗5月24日)
と機関紙で主張する。 はてさて、「地上も地下も危険」がお得意の誇大宣伝なのか、それとも「地上も地下も危険」な場所に児童施設ならかまわないというのか。
「国」の話で煙に巻く
わざと争点化させようとした市場移転問題も失敗。他党から横取りして実績だと宣伝した内容も、都知事自身によってデマと確定。 どんな政策にも実施には予算がいる。39年間も東京都の予算に反対し続けてきた政党でありながら、あれを推進した、これを実現した、と言うことじたい、有権者をバカにした詐術だ。 語れるべきことが何もないので、都政とは関係のない「共謀罪」「憲法改正」などを各地で連呼しているが、これは都議会で共産党が議席をとったところで何の関係もない。 不安を煽り、不満を焚き付け、社会を分断することで勢力を伸ばそうとする政党。 しかも、「憲法を守れ」と叫びながら、めざすのは日本国憲法とは相いれない「共産主義国家」だ。 民主主義社会を毀損するデマ政党≠ノ、痛烈な鉄槌を下す都議会議員選挙になることを願う。
http://blogos.com/article/231622/