慰安婦再交渉を閣僚が示唆 文政権、かじ取り難航
東京新聞:2017年7月31日 朝刊
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/list/201707/CK2017073102000102.html
【ソウル=境田未緒】慰安婦問題に関する日韓合意を巡り、韓国の文在寅政権が難しいかじ取りを迫られている。
軍事的な挑発を続ける北朝鮮に対抗するため安保では日本との協力が欠かせないが、文大統領の支持層は日韓合意に批判的で、合意の再交渉を示唆して日本を刺激する閣僚もいる。
今月七日に就任した韓国の鄭鉉栢(チョンヒョンベク)女性家族相は、直後に元慰安婦らが共同生活を送る「ナヌムの家」(京畿(キョンギ)道広州(クァンジュ))を訪れ、
慰安婦問題の関連資料を国連教育科学文化機関(ユネスコ)の「世界の記憶」に登録するための市民団体の事業を支援すると表明した。
文政権は十九日に発表した五年間の国政運営計画に、二〇一八年の慰安婦被害者の記念日制定、一九年の「日本軍慰安婦被害者研究所(仮称)」設置、二〇年の慰安婦被害者歴史館建設を盛り込んだ。
二十七日には、合意に基づき韓国政府が設立した「和解・癒やし財団」の理事長が辞任。
財団は日本が拠出した十億円から元慰安婦らに現金を支給する業務などを担うがこの一年、「ナヌムの家」の支援団体や世論の厳しい批判を浴びてきた。
女性家族省は財団が元慰安婦の意思を無視して現金を支給していないかなど運営の点検作業を開始。
鄭氏は今後の選択肢の中に再交渉もあると示唆している。
一方、国政運営計画では歴史問題と安保協力を分離して考える「2トラック外交」の推進も明記。
韓国外務省は、近く始める日韓合意の経緯の検証を慎重に進める構えで、外務省関係者は「検証は簡単ではなく、時間がかかる」と話す。
和解・癒やし財団の理事でもある国民大学の李元徳(イウォンドク)教授は「韓日両政府は合意直後の説明が足りなかった」と指摘。
日本政府の責任の認定と公的な謝罪、政府予算措置による金銭支給など「合意の本質」を両政府が確認すべきだとしている。
▼関連スレ
【慰安婦問題】「和解・癒やし財団」理事長が辞意 事実上、活動停止か [07/23]
http://fate.2ch.net/test/read.cgi/seijinewsplus/1500811571/
東京新聞:2017年7月31日 朝刊
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/list/201707/CK2017073102000102.html
【ソウル=境田未緒】慰安婦問題に関する日韓合意を巡り、韓国の文在寅政権が難しいかじ取りを迫られている。
軍事的な挑発を続ける北朝鮮に対抗するため安保では日本との協力が欠かせないが、文大統領の支持層は日韓合意に批判的で、合意の再交渉を示唆して日本を刺激する閣僚もいる。
今月七日に就任した韓国の鄭鉉栢(チョンヒョンベク)女性家族相は、直後に元慰安婦らが共同生活を送る「ナヌムの家」(京畿(キョンギ)道広州(クァンジュ))を訪れ、
慰安婦問題の関連資料を国連教育科学文化機関(ユネスコ)の「世界の記憶」に登録するための市民団体の事業を支援すると表明した。
文政権は十九日に発表した五年間の国政運営計画に、二〇一八年の慰安婦被害者の記念日制定、一九年の「日本軍慰安婦被害者研究所(仮称)」設置、二〇年の慰安婦被害者歴史館建設を盛り込んだ。
二十七日には、合意に基づき韓国政府が設立した「和解・癒やし財団」の理事長が辞任。
財団は日本が拠出した十億円から元慰安婦らに現金を支給する業務などを担うがこの一年、「ナヌムの家」の支援団体や世論の厳しい批判を浴びてきた。
女性家族省は財団が元慰安婦の意思を無視して現金を支給していないかなど運営の点検作業を開始。
鄭氏は今後の選択肢の中に再交渉もあると示唆している。
一方、国政運営計画では歴史問題と安保協力を分離して考える「2トラック外交」の推進も明記。
韓国外務省は、近く始める日韓合意の経緯の検証を慎重に進める構えで、外務省関係者は「検証は簡単ではなく、時間がかかる」と話す。
和解・癒やし財団の理事でもある国民大学の李元徳(イウォンドク)教授は「韓日両政府は合意直後の説明が足りなかった」と指摘。
日本政府の責任の認定と公的な謝罪、政府予算措置による金銭支給など「合意の本質」を両政府が確認すべきだとしている。
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