野田聖子総務相の秘書が今年1月、金融庁に圧力をかけていた問題が一気に拡大している。金融庁の調査を受けていた仮想通貨企画会社の関係者を事務所に同席させた上で、金融庁の担当者に説明を求めていた。野田大臣は19日、事実関係を認めた上で、「金融庁の調査への圧力には当たらないと考えている」と述べたが、疑惑は深まる一方だ。
問題の企画会社は、昨年10月からタレントのGACKTを広告塔にして、独自の仮想通貨を販売していた。仮想通貨は「スピンドル」というもので、通称GACKTコインと呼ばれていた。ところが、今年1月、無登録営業が資金決済法違反の疑いがあるとして、金融庁から通告を受け、書面での回答を求められた。この通告の数日後に、野田大臣の秘書は、企画会社の関係者を同席させた上、金融庁に説明をさせているのだ。特定の業者に肩入れして、“睨み”を利かせたようにも見える。
野田大臣は、企画会社からの政治献金を否定し、同社と利害関係がないことから、圧力ではないと説明しているが、秘書と企画会社の関係者が知り合いであることは認めている。
また、朝日新聞に対して、GACKTの名前は伏せているが、企画会社と関わりのある有名芸能人と、野田大臣自身、面識があることも認めている。
しかし、野田大臣は本当に利害関係者ではないのか。ネット上では、野田大臣の親族がスピンドルの暴落で大損したとの情報も飛び交っている。もし、野田大臣本人や周辺がスピンドルを保有していたら、レッキとした利害関係者だ。
野田大臣本人、親族、事務所関係者が、現在および過去にGACKTコイン「スピンドル」を保有していたかを野田事務所に質問したが、期限までに回答がなかった。GACKTの事務所とは連絡がつかなかった。
「どうやら、野田聖子氏本人は、仮想通貨とはまったく関わっていないようです。恐らく親族か周辺が関与しているのでしょう。いずれにしろ、このスキャンダルが出たことで、9月の総裁選に出馬するのは、かなり難しくなった。野田聖子氏を出馬させないために、誰かが情報を流したという話も流れています」(政界関係者)
野田大臣は周辺を含めて、すみやかに保有の有無を説明すべきだ。
日刊ゲンダイ
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/233722
問題の企画会社は、昨年10月からタレントのGACKTを広告塔にして、独自の仮想通貨を販売していた。仮想通貨は「スピンドル」というもので、通称GACKTコインと呼ばれていた。ところが、今年1月、無登録営業が資金決済法違反の疑いがあるとして、金融庁から通告を受け、書面での回答を求められた。この通告の数日後に、野田大臣の秘書は、企画会社の関係者を同席させた上、金融庁に説明をさせているのだ。特定の業者に肩入れして、“睨み”を利かせたようにも見える。
野田大臣は、企画会社からの政治献金を否定し、同社と利害関係がないことから、圧力ではないと説明しているが、秘書と企画会社の関係者が知り合いであることは認めている。
また、朝日新聞に対して、GACKTの名前は伏せているが、企画会社と関わりのある有名芸能人と、野田大臣自身、面識があることも認めている。
しかし、野田大臣は本当に利害関係者ではないのか。ネット上では、野田大臣の親族がスピンドルの暴落で大損したとの情報も飛び交っている。もし、野田大臣本人や周辺がスピンドルを保有していたら、レッキとした利害関係者だ。
野田大臣本人、親族、事務所関係者が、現在および過去にGACKTコイン「スピンドル」を保有していたかを野田事務所に質問したが、期限までに回答がなかった。GACKTの事務所とは連絡がつかなかった。
「どうやら、野田聖子氏本人は、仮想通貨とはまったく関わっていないようです。恐らく親族か周辺が関与しているのでしょう。いずれにしろ、このスキャンダルが出たことで、9月の総裁選に出馬するのは、かなり難しくなった。野田聖子氏を出馬させないために、誰かが情報を流したという話も流れています」(政界関係者)
野田大臣は周辺を含めて、すみやかに保有の有無を説明すべきだ。
日刊ゲンダイ
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/233722