拉致被害者・有本さん父「首相が直接会って話さねば」
米朝首脳会談が合意に至らなかったことを受け、神戸市の拉致被害者、有本恵子さん(59)=拉致当時(23)=の父、明弘さん(90)は28日、神戸市内で会見し、「拉致問題の解決には、安倍(晋三)首相が(北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長に)直接会って話さなければいけない」と述べ、日朝会談の必要性を訴えた。
明弘さんは、この日の会談の中で拉致問題が議題に上がったことに触れ、「評価はできるが、北朝鮮側が真剣に考えているとは思えない」と指摘。拉致問題を解決するため「安倍首相には日朝会談の実現を目指してほしい」と述べた。
非核化について具体的な進展がみられなかったことについては「米国と敵対しても得にはならない。北朝鮮は平和国家になるしかない」といらだちを募らせた。
産経新聞
https://www.sankei.com/west/news/190228/wst1902280042-n1.html