岡田克也前副総理は30日の記者会見で、自民、公明両党などが提出した参院議員歳費の自主返納を可能にする国会議員歳費法改正案に国民民主党が賛成する方針を決めたことを批判した。「理解できない構図だ。敵に塩を送ったとしか思えない」と述べた。
自主返納は与党が主導した参院議員定数増に伴う経費増大を抑える措置。野党は定数増自体を批判し、参院選で争点化を狙っていた。岡田氏は同党の対応について「自民党と歩調を合わせてやっている。国民から見て、(野党の)足並みが乱れていると見られる」との懸念を示した。【野間口陽】
毎日新聞
2019年5月30日 19時45分
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