政府は、新型コロナウイルスの世界的流行で2021年に延期された東京五輪・パラリンピックを実現するため、本格的な調整に乗り出す。官民の実務者による「新型コロナ対策調整会議(仮称)」を9月に設置。当面は流行が続く「ウィズコロナ」下の開催を前提に、外国人選手の行動制限緩和などを検討する。
調整会議は、政府と東京都、東京五輪・パラリンピック組織委員会が参加。政府側の杉田和博官房副長官がトップを務め、事実上停止していた五輪開催への実務作業を仕切り直す。
最優先課題となるのは、参加選手らの受け入れだ。現在、日本政府は約150の国・地域を入国拒否の対象としており、入国を認める場合も2週間の待機を求めている。
調整会議は、外国人選手団や五輪関係者について、一定の条件下で入国や行動の制限を緩和する「アスリートトラック」創設に向け、具体的な検討を進める。滞在国・地域からの出発時や日本への到着時にPCR検査を実施することなどが軸となる見通しだ。
来年夏の東京五輪・パラリンピックは、従来と比べて簡素化される方向。開会式の規模縮小や観客数の削減なども取り沙汰されており、調整会議のテーマとなる見込みだ。延期に伴う追加経費の規模、財源などについても議論する可能性がある。
時事通信
2020年08月14日07時12分
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020081300690&g=pol
調整会議は、政府と東京都、東京五輪・パラリンピック組織委員会が参加。政府側の杉田和博官房副長官がトップを務め、事実上停止していた五輪開催への実務作業を仕切り直す。
最優先課題となるのは、参加選手らの受け入れだ。現在、日本政府は約150の国・地域を入国拒否の対象としており、入国を認める場合も2週間の待機を求めている。
調整会議は、外国人選手団や五輪関係者について、一定の条件下で入国や行動の制限を緩和する「アスリートトラック」創設に向け、具体的な検討を進める。滞在国・地域からの出発時や日本への到着時にPCR検査を実施することなどが軸となる見通しだ。
来年夏の東京五輪・パラリンピックは、従来と比べて簡素化される方向。開会式の規模縮小や観客数の削減なども取り沙汰されており、調整会議のテーマとなる見込みだ。延期に伴う追加経費の規模、財源などについても議論する可能性がある。
時事通信
2020年08月14日07時12分
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020081300690&g=pol