https://www.recordchina.co.jp/b875135-s25-c100-d0201.html
韓国の最大野党「国民の力」は20日、5月に予定されている米韓首脳会談で文在寅(ムン・ジェイン)大統領が十分な量の新型コロナワクチンを確保してくることを要求した。韓国メディア・ニューシスが伝えた。
「国民の力」の朱豪英(チュ・ホヨン)議員は20日午前、国会の院内対策会議で「文大統領が5月の米韓首脳会談で大きな成果を上げることを期待する」とし、「新型コロナワクチンの確保を最重要議題と定め、徹底的に事前交渉と準備を重ねるべき」と主張。「われわれの外交力に対する評価は、米韓首脳会談で質のいいワクチンをどれだけ確保できるかにかかっており、国民も大きく期待している」「ワクチンは国民の命や国家の安全性、経済状況に関わる最高の戦略物資だ。訪米前に信頼関係を回復できるよう努力すべき」と強調した。
また、国会外交統一委員会の野党側幹事である金碩基(キム・ソッキ)議員は、「米韓首脳会談が開催された場合、最重要課題はワクチンになると思う」とし、「日本の菅首相は日米首脳会談の終了後にファイザー社の最高経営責任者と電話会談し、約1億回分のワクチンを追加確保したという。文大統領も米韓首脳会談の際にファイザー社のワクチンを1億回分ほど入手してきてほしい」と語ったという。
済州道の元喜龍(ウォン・ヒリョン)知事も自身のSNSで、「米韓首脳会談を通して何とかワクチンを確保し、2021年11月には日常を取り戻さなければならない」と強調。「文大統領だけが難局を解決できる。鍵はバイデン米大統領にある。日本の菅首相はバイデン大統領と会談した後、ワクチンを追加で確保できた」と主張したという。
この記事を見た韓国のネットユーザーからは、「中国の肩を持ち、北朝鮮にもぐらぐら揺れている国に、バイデン大統領がワクチンをくれると思うか?」「米国と関係が良くないのだから、ワクチンはくれないだろう。国民に損害ばかり与える政権」「ひざまずいてでもバイデン大統領にワクチンの供給を依頼してほしい」「2020年の夏に専門家が人口の2〜3倍の回数のワクチンを確保すべきと忠告していたのに、全く理解できていなかった文政権」「きっと文大統領は北朝鮮にもワクチンを譲るはず。しっかり監視しないと」「ワクチンを入手できなければ、大統領の入国を禁止しよう。日本には負けられない」「いくら日本の悪口を言っても、向こうが先進国だという事実は変わらない」など、文政権に対する不満や批判のコメントが数多く寄せられている。(翻訳・編集/丸山)