立憲民主党の泉健太代表(47)は13日、国会内で行った会見で、現職の国会議員になりすまして新幹線のグリーン券をだまし取ったとして詐欺の疑いで逮捕された元参院議員の山下八重夫容疑者などについて言及した。
先月27日、東京駅で現職の国会議員の名前をかたって「国会議員指定席・寝台申込書」を偽造した山下容疑者は、東京―名古屋駅間の東海道新幹線の特急券とグリーン券をだまし取ったとされている。
衆院議員を4期務め、2010年まで民主党の参院議員、逮捕されるまで立民の常任顧問をしていた山下容疑者について泉氏はこう語った。
「言語道断ですね。犯罪ですので、なんの弁解の余地もありません。今回の事案によって国会議員パスについて見直しの声が上がっていますが、これを重く受け止めたいと思います」
また立民は小熊慎司衆院議員が大型連休中、国会の許可を得ずにウクライナへ渡航して筆頭幹事長代理1か月停止する問題が起こり、ネット上で「身内にあまい」などと批判されている。
これについては「基本的に外務省の渡航情報を踏まえて行動しなくてはいけないのは間違いなかったことです」と泉氏は釈明した。
昨年6月、「14歳と同意した性交で逮捕されるのはおかしい」との発言で議員辞職に追い込まれた本多平直氏の騒動からもうじき1年を迎える。
本多氏は発売中の「文藝春秋」に問題の同発言が立民内で捏造され、外部に流出したことを寄稿して話題を集めている。
泉氏は「これは本多氏側から示されたもので、これを党として取り扱いする状況ではありません」とした上で「党としては前体制(枝野執行部)で一定の結論を出しています」とした。
山下容疑者の新幹線〝無賃乗車〟、小熊議員の連休中のウクライナ無断渡航、そして本多氏の同誌への寄稿。泉氏は参院選への影響について「国会議員や党関係者に緊張感を持って対応していくように努力していきたいと思います」と語っている。
東スポ
2022年05月13日 17時07分
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