https://anonymous-post.mobi/archives/9150
【ワシントン=横堀裕也、ソウル=上杉洋司】米国のバイデン大統領は21日、ホワイトハウスで韓国の文在寅ムンジェイン大統領と会談した。会談後の共同声明で「朝鮮半島の完全な非核化」を目指し、「北朝鮮との対話を模索する」方針を確認した。中国については「台湾海峡の平和と安定維持の重要性を強調する」と明記した。
声明は「朝鮮半島の永続的な平和に向け、米朝間の過去の合意は重要だ」とした。トランプ前政権時代の2018年にシンガポールで行われた米朝首脳会談後の共同声明などに、北朝鮮による非核化の取り組みが盛り込まれたことが念頭にある。
声明はまた、非核化に向けた北朝鮮との対話を模索する上で、日米韓3か国の連携の重要性を強調した。文氏が目指す南北対話について「バイデン氏が支持を表明した」とも言及した。
声明では「朝鮮半島の非核化」との表現が使われ、「北朝鮮の非核化」とはしていない。北朝鮮を刺激せず、対話の呼び水としたい意図があるとみられる。会談後の共同記者会見でバイデン氏は、ソン・キム国務次官補代行(東アジア・太平洋担当)を北朝鮮担当特使に任命したと語った。
声明は「自由で開かれたインド太平洋の維持を脅かすようなあらゆる行動に反対する」とし、南シナ海での航行の自由を守っていく意思も示した。中国を念頭に日米印豪が連携する枠組み「クアッド」に言及し、「重要性を認識する」とした。米韓両国が台湾海峡の平和と安定を重視するとの姿勢も打ち出した。
残り:318文字/全文:1086文字
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讀賣新聞 2021/05/22 11:58
https://www.yomiuri.co.jp/world/20210522-OYT1T50172/
(台北中央社)米韓首脳会談の共同声明に「台湾海峡の平和と安定の重要性」の文言が盛り込まれたのを受け、外交部(外務省)は22日、米韓両政府が台湾周辺の安全保障に関心を寄せていることに「心からの歓迎と感謝」を表明した。
外交部によれば、バイデン政権下で米国と同盟国が共同声明で台湾海峡に言及したのは、先月に発表された日米首脳会談の共同声明と今月初旬に英ロンドンで開かれた先進7カ国(G7)外相会合に次いで3度目。
同部は、台湾は東アジアの「第1列島線」の要衝に位置し、地域の安定、繁栄の鍵となる役割を担っているとした上で、バイデン政権は発足後、台湾への支持や台湾海峡の平和、安定を重視する姿勢を明確に示していると指摘。既存の良好な基礎の上で、引き続き米国や理念を近くする国々と密接に協力し合い、共にインド太平洋地域の平和、安定、繁栄を守っていくとする台湾の姿勢を強調した。
(鍾佑貞/編集:塚越西穂)
中央社フォーカス台湾 2021/05/22 15:44
https://japan.cna.com.tw/news/apol/202105220002.aspx
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(略)
【ワシントン=横堀裕也、ソウル=上杉洋司】米国のバイデン大統領は21日、ホワイトハウスで韓国の文在寅ムンジェイン大統領と会談した。会談後の共同声明で「朝鮮半島の完全な非核化」を目指し、「北朝鮮との対話を模索する」方針を確認した。中国については「台湾海峡の平和と安定維持の重要性を強調する」と明記した。
声明は「朝鮮半島の永続的な平和に向け、米朝間の過去の合意は重要だ」とした。トランプ前政権時代の2018年にシンガポールで行われた米朝首脳会談後の共同声明などに、北朝鮮による非核化の取り組みが盛り込まれたことが念頭にある。
声明はまた、非核化に向けた北朝鮮との対話を模索する上で、日米韓3か国の連携の重要性を強調した。文氏が目指す南北対話について「バイデン氏が支持を表明した」とも言及した。
声明では「朝鮮半島の非核化」との表現が使われ、「北朝鮮の非核化」とはしていない。北朝鮮を刺激せず、対話の呼び水としたい意図があるとみられる。会談後の共同記者会見でバイデン氏は、ソン・キム国務次官補代行(東アジア・太平洋担当)を北朝鮮担当特使に任命したと語った。
声明は「自由で開かれたインド太平洋の維持を脅かすようなあらゆる行動に反対する」とし、南シナ海での航行の自由を守っていく意思も示した。中国を念頭に日米印豪が連携する枠組み「クアッド」に言及し、「重要性を認識する」とした。米韓両国が台湾海峡の平和と安定を重視するとの姿勢も打ち出した。
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讀賣新聞 2021/05/22 11:58
https://www.yomiuri.co.jp/world/20210522-OYT1T50172/
(台北中央社)米韓首脳会談の共同声明に「台湾海峡の平和と安定の重要性」の文言が盛り込まれたのを受け、外交部(外務省)は22日、米韓両政府が台湾周辺の安全保障に関心を寄せていることに「心からの歓迎と感謝」を表明した。
外交部によれば、バイデン政権下で米国と同盟国が共同声明で台湾海峡に言及したのは、先月に発表された日米首脳会談の共同声明と今月初旬に英ロンドンで開かれた先進7カ国(G7)外相会合に次いで3度目。
同部は、台湾は東アジアの「第1列島線」の要衝に位置し、地域の安定、繁栄の鍵となる役割を担っているとした上で、バイデン政権は発足後、台湾への支持や台湾海峡の平和、安定を重視する姿勢を明確に示していると指摘。既存の良好な基礎の上で、引き続き米国や理念を近くする国々と密接に協力し合い、共にインド太平洋地域の平和、安定、繁栄を守っていくとする台湾の姿勢を強調した。
(鍾佑貞/編集:塚越西穂)
中央社フォーカス台湾 2021/05/22 15:44
https://japan.cna.com.tw/news/apol/202105220002.aspx
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(略)