★ADHDに効果があるとされる代表的な栄養素一覧★
ADHDは、何らかの原因でドーパミン、ノルアドレナリン、セロトニン、アセチルコリン、GABAといった脳内神経伝達物質が少なくなることによって発生すると考えられている。
そこで、これらの物質に関わる栄養素を健常者よりも多めに摂取することで、様々な症状が緩和されると言われている。
【神経伝達物質そのものである栄養素】
・GABA…アミノ酸の一種。神経伝達物質として機能する。トマト、ジャガイモ、ブドウなどで摂取。
【神経伝達物質の原料となる栄養素】
・チロシン(or フェニルアラニン)…アミノ酸の一種。体内でドーパミンやノルアドレナリンに変化する。大豆、カツオ、乳製品などで摂取。
・トリプトファン…アミノ酸の一種。体内でセロトニンに変化する。大豆、乳製品、魚卵などで摂取。
・レシチン(or コリン or DMAE)…リン脂質の一種。体内でアセチルコリンに変化する。卵、大豆、レバーなどで摂取。
【神経伝達物質生成の補酵素となる栄養素】
・ビタミンB6…ビタミンの一種。アミノ酸等を神経伝達物質に変化させるために必要となる。レバー、鶏肉、魚などで摂取。
・亜鉛…ミネラルの一種。アミノ酸等を神経伝達物質に変化させるために必要となる。カキ、レバー、肉などで摂取。
・マグネシウム…ミネラルの一種。アミノ酸等を神経伝達物質に変化させるために必要となる。海藻類、大豆、ナッツなどで摂取。
【神経伝達物質の効率を上げる栄養素】
・ホスファチジルセリン(or DHA or EPA)…リン脂質の一種。脳内の神経伝達物質の流れをスムーズにする。大豆、魚、魚卵などで摂取。
ADHDの人やその保護者は、これらの8個の栄養素を意識して摂取しよう。足りない栄養素はサプリメントで補ってもOK。
もちろん、頭が良くなりたい健常者もこれらの栄養素の不足には気を付けよう。
【その他ハーブ類】
・イチョウ葉、バコパ…抗酸化作用によって脳細胞を保護したり、脳の血流を改善する効果があると言われている。脳が底上げされることで結果的にADHDの症状が改善される可能性も。