5月9日に投開票される韓国大統領選に向け、進歩(革新)系最大野党「共に民主党」の公認候補に文在寅(ムン・ジェイン)前代表(64)が選出された。
文氏は3日にソウル・高尺スカイドームで行われた首都圏・江原・済州の予備選挙を含め、4回にわたる同党の予備選で連勝し、累計得票率57.0%で公認候補に決まった。
首都圏・江原・済州の予備選終了後、勝利が確定し、候補指名を受諾した文氏は演説で、「これから大韓民国では分裂と葛藤の時代は終わらなければならないと宣言する。国益より先に立ち、国民より重要な理念はない」と述べた。
文氏は「69年前のきょう、済州で理念という言葉の意味も知らなかった市民が理念の武器の犠牲になった。理念のために分断した祖国は地域・世代・党派が分かれる分裂・葛藤・対決の構図から抜け出すことができずにいる」として、済州島民が軍や武装勢力に虐殺された「済州島4・3事件」に触れた。
続けて、「この地で左右を分け、保守・進歩を分ける分裂の二分法はごみ箱に送らなければならない。私はきょう、分裂の時代ときっぱりと決別し、正義の統合の時代に進む。国民大統領の時代を開く」と強調した。
今回の大統領選については「保守対進歩の対決ではなく、正義と不正、常識と非常識、公正と不公正、未来を改革する勢力と過去から積もった弊害勢力に対する選択だ」との認識を示した。その上で、弊害が連帯して政権を延長しようとするのを防ぎ、偉大な国民の国として進まなければならないと述べた。
また、国民に対し三つ約束を掲げ、「経済と安全保障という崩れた二本柱を必ず正しく立て直す。疲弊した国民の生活を受けとめ、墜落する経済を再生し、穴が開いた安保を立て直すために渾身(こんしん)の努力をつくす」と話した。
「不公正・不正腐敗・不平等を確実に清算する。誰かを排除し排斥しようというのではなく、正義の国を目指しながら連帯・協力により統合の新しい秩序をたてる。門を広く開き、多くの人と共に行動する」と説明した。
文氏は「私は全国で等しく支持される地域統合大統領、若者・中年層・老年層から等しく支持される世代統合大統領、保守・進歩を跳び越える国民統合大統領、きれいで公正であたたかい大統領になる」と語った。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170403-00000075-yonh-kr
文氏は3日にソウル・高尺スカイドームで行われた首都圏・江原・済州の予備選挙を含め、4回にわたる同党の予備選で連勝し、累計得票率57.0%で公認候補に決まった。
首都圏・江原・済州の予備選終了後、勝利が確定し、候補指名を受諾した文氏は演説で、「これから大韓民国では分裂と葛藤の時代は終わらなければならないと宣言する。国益より先に立ち、国民より重要な理念はない」と述べた。
文氏は「69年前のきょう、済州で理念という言葉の意味も知らなかった市民が理念の武器の犠牲になった。理念のために分断した祖国は地域・世代・党派が分かれる分裂・葛藤・対決の構図から抜け出すことができずにいる」として、済州島民が軍や武装勢力に虐殺された「済州島4・3事件」に触れた。
続けて、「この地で左右を分け、保守・進歩を分ける分裂の二分法はごみ箱に送らなければならない。私はきょう、分裂の時代ときっぱりと決別し、正義の統合の時代に進む。国民大統領の時代を開く」と強調した。
今回の大統領選については「保守対進歩の対決ではなく、正義と不正、常識と非常識、公正と不公正、未来を改革する勢力と過去から積もった弊害勢力に対する選択だ」との認識を示した。その上で、弊害が連帯して政権を延長しようとするのを防ぎ、偉大な国民の国として進まなければならないと述べた。
また、国民に対し三つ約束を掲げ、「経済と安全保障という崩れた二本柱を必ず正しく立て直す。疲弊した国民の生活を受けとめ、墜落する経済を再生し、穴が開いた安保を立て直すために渾身(こんしん)の努力をつくす」と話した。
「不公正・不正腐敗・不平等を確実に清算する。誰かを排除し排斥しようというのではなく、正義の国を目指しながら連帯・協力により統合の新しい秩序をたてる。門を広く開き、多くの人と共に行動する」と説明した。
文氏は「私は全国で等しく支持される地域統合大統領、若者・中年層・老年層から等しく支持される世代統合大統領、保守・進歩を跳び越える国民統合大統領、きれいで公正であたたかい大統領になる」と語った。
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