2018-10-07 15:12
10月1日は中国の国慶節(建国記念日)にあたり、1日から7日までの大型連休となっている。連休ともなれば多くの中国人が国内外へと旅行に出かけるのが近年の傾向だ。
国慶節の連休中に国外旅行へ出かける中国人は過去最高となる見通しだが、中国の旅行会社が行った調査では日本は渡航先の人気ランキングでトップとなった。中国人の訪日目的といえばやはり「買い物」であり、中国人観光客による爆買いは過去のものとなりつつあるが、依然として中国人の購買意欲は凄まじいものがある。
日本製品は品質が良いため中国人の間で非常に人気が高いわけだが、中国メディアの網易は3日、中国人が絶大な信頼を寄せている日本製品を作り出している日本の製造業について紹介する記事を掲載した。
記事はまず、「日本製」という言葉は、信頼性のある質の良い製品の代名詞となっていると指摘する一方、近年は日本の製造業界では様々な不正が発覚するケースが増えていると紹介。それゆえ、一部の中国人は日本の製造業は「大きな危機に直面している」と認識していると紹介した。
では、実際のところ日本の製造業は危機にあるのだろうか。記事は、日本の製造業は依然として世界をリードする立場にあり、企業も成長していると分析している。さらに、中国のハイエンド製品でも重要な部品は日本製を使用しているものがたくさんあるため、日本の製造業は中国企業にとっても必要な存在であるとし、
「日本の製造業は元気がないように見えるだけで本当の姿はそうではない」と主張。日本企業は高い技術を持つのは事実であり、単に経営とマーケティングが下手なだけであると伝えている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
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