>>4 >>2 《女子高生遺体遺棄》小森章平容疑者「殺すときは残虐なやり方で」「階段から突き落とし」「謎の錠剤」「自信のないロリコン」サイコパスな素顔
冒頭の同級生が呆れた様子で語りだす。実際に学校内での章平容疑者はかなりの危険人物だったようだ。
「普段はそんなに怒るタイプではないのですが、何かの拍子にスイッチが入ると手がつけられないんですよ。
一度、理由も思いだせないほど些細なことで休み時間に突然キレだしたことがあって、クラスの女子生徒に向かってカッターナイフをブンブン振り回して、大騒ぎになりました。なんとか、ほかの同級生が取り押さえましたが……」(以下、同級生)
それだけではない。
「中学2年生くらいのときにもほかの女子生徒を階段の一番上から、何の理由もなく突き落としていました。
幸い軽傷ですみましたが、本当に危険人物でした」
章平容疑者の通っていたこの中学は校内の窓ガラスを平気で割るような不良が何人もいたそうで、「あれに比べたら」とあまり問題視されることはなかった。
しかし、彼の異常な行動はまだまだあった。
「得体のしれない錠剤を大量に持ち歩いていて、学校で飲んでいましたね。何の薬なのかはわからないのですが、やたらと周囲にも“飲めよ”と勧めてきて、ちょっと怖かったです」
中学時代に小学生へ好意を抱いていた今回の事件は、ひと回り以上も歳の離れた女子高生との関係を明らかにすることが焦点となっている。それについて、同級生は重要な証言をしてくれた。
「実は彼、昔から年下の女の子が大好きなんですよ。中学生当時、彼には小学生低学年の妹がいました。その妹の同級生の子に好意を抱いて、何度もストーカーまがいのことをしていました
すぐに“目移り”する性格で、ストーカー被害に遭った女子児童の数は相当数いるという。
さらには、そのアプローチの仕方はというと、
「スカートをめくったり、靴を奪ってどこかに隠したり。後ろをずっと付け回すような幼稚なことをよくやっていましたね。
“やめなよ”と言っても全然やめようとしない。相手の女の子は、自分がどんな酷い目に遭っているかもよく理解できないような、そんな年齢でした」
今回犠牲になった鷲野さんも年齢が離れており、もしかしたら章平容疑者のタイプだったのかもしれない。それが、今回のような惨事を引き起こしてしまった――。
中学卒業後の章平容疑者は三重県内にある水産高校に進学。
「航海士か自衛隊員になりたい」という夢があったというが、
実習が過酷で、先輩にイジメられていたなどの事情もあって中退。
その後は溶接工などの仕事を転々とし、和美容疑者と出会うまでは三重県で過ごしてきた。
犠牲になった鷲野さんは生前、「心理学を学ぶために大学に行きたい」と受験勉強に励んでいたが、身勝手な夫婦の凶刃に倒れてしまった。さらなる真相の究明に向け、捜査は継続している。