小胞体の異常タンパク、「自家処理」の仕組みを発見
細胞内の小器官である小胞体が異常なタンパク質を「自家処理」する新たな仕組みを発見した、と名古屋大学などの研究グループが発表した。
既知の仕組みとは異なり、タンパク質が小胞体の内部で分解される。
糖尿病や各種の神経変性など、関連する疾患の治療法の開発につながる可能性があるという。
小胞体は細胞内で作られたタンパク質を正しい形に折り畳み、細胞外に出せるようにする。
折り畳みに失敗した異常タンパクがたまった状態を「小胞体ストレス」といい、異常タンパクを小胞体から細胞質に出して分解する仕組みが既に知られてきた。
またいくつかの疾患では、一部の小胞体内に異常タンパクが集まった区画「ERAC」ができることがこのグループの研究で分かっていたが、その働きは謎だった。
名古屋大学医学系研究科の有馬寛教授(糖尿病・内分泌内科学)らのグループは、一部の小胞体に異常タンパクが蓄積する遺伝性疾患「家族性中枢性尿崩症」を持つ実験用マウスを使用。
微細な三次元構造を判別できる最新の「連続ブロック表面走査電子顕微鏡」により小胞体を詳しく観察した。
サイエンスポータル 10/16(金) 16:05
https://news.yahoo.co.jp/articles/1c3ddd66f6faf7aca0a8a31eec5aa8a43ecff391
細胞内の小器官である小胞体が異常なタンパク質を「自家処理」する新たな仕組みを発見した、と名古屋大学などの研究グループが発表した。
既知の仕組みとは異なり、タンパク質が小胞体の内部で分解される。
糖尿病や各種の神経変性など、関連する疾患の治療法の開発につながる可能性があるという。
小胞体は細胞内で作られたタンパク質を正しい形に折り畳み、細胞外に出せるようにする。
折り畳みに失敗した異常タンパクがたまった状態を「小胞体ストレス」といい、異常タンパクを小胞体から細胞質に出して分解する仕組みが既に知られてきた。
またいくつかの疾患では、一部の小胞体内に異常タンパクが集まった区画「ERAC」ができることがこのグループの研究で分かっていたが、その働きは謎だった。
名古屋大学医学系研究科の有馬寛教授(糖尿病・内分泌内科学)らのグループは、一部の小胞体に異常タンパクが蓄積する遺伝性疾患「家族性中枢性尿崩症」を持つ実験用マウスを使用。
微細な三次元構造を判別できる最新の「連続ブロック表面走査電子顕微鏡」により小胞体を詳しく観察した。
サイエンスポータル 10/16(金) 16:05
https://news.yahoo.co.jp/articles/1c3ddd66f6faf7aca0a8a31eec5aa8a43ecff391